北欧・夢紀行
〜ストックホルム Vol. 3〜

1999年8月2日(月)。朝5時に目を覚ますと、既にかなり明るくなっていたのでビックリした。この時期は4時頃に太陽が昇るらしい。そのまま二度寝をし、9時半に起き、ガムラスタン(旧市街)を散歩。Sは仕事に出かけたので、僕一人で大聖堂を見て、ドイツ教会付近を散策し、正午に待ち合わせ場所へ。ガムラスタンで仕事をしているSのお母さんと一緒に昼食を食べる約束をしていたのだ。入った店はギリシャ料理店。しかし食べたのはイタリア料理。スウェーデンの首都ストックホルムの旧市街で、ギリシャ料理店に入り、イタリア料理を食べる・・・随分と風変わりだね、と二人で笑った。店の雰囲気はとても明るく、料理はとても美味しかった。

午後は王宮などを見てから、北欧最大規模のデパートNKに行ったり、ガムラスタン付近をウロウロした。夕方、仕事を終えたSと待ち合わせ、Uも交えて3人で日本食レストラン「将軍」へ。Sとはカンヌでも日本食レストランに行っており、日本食好きなのは知っている。Uはこの時が日本食初挑戦だった。だが上手に箸を使いこなしていた。僕は天ぷら、Uは寿司と唐揚げ、Sはスキヤキを。注文した料理が運ばれてきた時、僕は重大なミスに気がついた。なぜストックホルムで日本食レストランに行きたかったのかと言うと、魚介類の新鮮なストックホルムで食べる寿司はとても美味しいと聞いていたからであった。それなのにも関わらず、Uに勧めたくせに僕は寿司なんぞに目もくれず、僕は天ぷらを注文したのであった。悔しい!と思ったものの、Sのスキヤキも貰ったり、ご飯は3杯もお替りをし、かなり満腹に。この店はスウェーデン人にも人気らしく、確かに味もサービスも雰囲気もかなり良かった。(ちょっと高いが)

その後、僕達はSがお気に入りのバーへ。これまた、観光客が来ない、地元の人達が集うお洒落なバーだった。椅子がまた洒落ていて、座るところの真ん中が丸く大きな穴が空いてるものだから、「トイレの便座みたいでしょ?」と言ってSは笑っていた。そして、飲んでいる最中、昨日の昼食時に引き続き、僕はまたしても鼻血を出してしまった。北欧に来て3日目。2回も鼻血を出している。興奮のし過ぎだろうか?

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異国にて…

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