下北沢ロフト
2002.12.14 (Sat)


-SET LIST-

1.悲しい色やね
(作詞:康 珍化/作曲:林 哲司)

2.こぼれた水
(作詞・作曲:高橋 功)

―MC―

3.空を見上げて
(作詞・作曲:高橋 功)

4.閉じた瞳を開けないで
(作詞・作曲:高橋 功)

―MC―

5.Born to Skip
(作詞:MISATO/作曲:木根尚登)

6.Fantasma
(作詞・作曲:高橋 功)

7.蒼い月
(作詞・作曲:高橋 功)

8.海へ…
(作詞・作曲:高橋 功)

―MC―

9.夕照に誘われて
(作詞・作曲:高橋 功)





2002年最後のライヴ。
クリスマスが近いということで、場内には、小さなツリーが飾られていました。

あらゆる感謝の気持ちを込めて挑んだライヴ。
今回は、前回の流れを組んだ構成となっていて、前半は前回と全く同じ並びでした。
ただ、「悲しい色やね」は、ギター1本のアレンジに変えたので、
なかなかいい雰囲気が出たのではないでしょうか!
そして、「悲しい色やね」にまつわる、カラオケ大会の思い出話を長々と話してしまいました。
本当、カラオケ大会やカラオケ番組では毎回毎回自分なりのエピソードが生まれたので、
エッセイなどでも披露していきたいと思ってます。

後半は、渡辺美里さんの1987年のアルバム『Breath』より「Born to Skip」をカバー。
この曲を初めて聴いたのは、小学校6年の時だっと思います。
5歳年上の友人から貰ったカセットテープの中の1曲でした。
何ともあやしい雰囲気の歌。
聴く度に、蒸し暑い東南アジアの風景が思い浮かび、
ベトナムかカンボジアのおじいさんが山を登っている図が出てくるのです。
子供ながらに、強烈なインパクトに何かを感じていたようで、
今の今まで忘れられない歌でした。
♪この世界の中で いつも君のこと 一番大切な人と思うよ
というフレーズで始まり、
♪17歳の夏 肩を叩きながら 友情だけは信じると笑う
♪さよなら 僕を愛せなかった友達 さよなら 僕が愛さなかった人達
♪赤ん坊が生まれ 歩き出す頃から いくつも悲しみの河 越えてゆく
♪いい時代じゃないと囁きかける人達 僕達は今 この時代しか知らない

特別な言葉で綴られているわけではないけれど、
強く胸に訴えかけてくるメッセージがこの歌にはあります。
今年最後のライヴに、どうしても歌いたいと思いました。
今ならば、歌える・・・と、ふと感じたからです。
バンドの編成上、東南アジアの蒸し暑さをそのまま表現することは無理でしたが、
なかなかドラマチックなアレンジになったと思います。

続く「Fantasma」、この歌はラテンの国をイメージして作ったので、
東南アジアからラテンの国へとイマジン・トリップ!
スタンドマイクを使って、不埒な色気を出そうとしてはいるものの、
結構な肺活量を必要とする曲で、
自分で作っておきながら、毎回ぜーぜー言いながら歌ってます。
そして今回は、クライマックスの盛り上がり中に、マイクの音が出なくなるハプニング!!
ちょっとムッとした僕の表情に、気づいたでしょうかね・・・。
しかし、音が出ず、口をパクパクさせているだけの姿を見られるというのは、何とも気恥ずかしい・・・
と思ったのですが、これもいい経験ですね。

そして、ガラッと雰囲気を変えて、今回の新曲「蒼い月」。
とにかく後ろ向きで、マイナス志向の歌を作ってみました。
歌詞も曲調も、かなり暗い曲ですね。
息継ぎが難しくて、酸欠状態になってしまう歌です。
まあ、歌の内容が「苦しい」ものなので、合っているのかも!?

爽快な「海へ…」を挟み、ラストは定番「夕照に誘われて」。
この曲をとにかく楽しみにして来てくれる人がいるので、
自分でも知らずに力が入る曲です。
それ故なのか、最初の頃よりも、この曲がとても難しく感じています。
最高の集中力を要するので、会場の雰囲気も変わる感じがします。
自分の曲でありながら、この曲に追いていかれないようにしなきゃ!というか、
どの曲よりも気合いを入れないと歌えないし、伝わらない気もします。
不思議ですね・・・。

オリジナル曲もどんどん増えて行き、今後もいろんなライヴを展開して行きたいと思ってます。
今年、応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
2003年もまた、宜しくお願いします!




   
 



 
 



 



サポートメンバー

 ギター:道譯進太郎
 ピアノ:秋田悟志
 パーカッション:藪利治