2004年7月24日(土) 夜、ベルゲン到着

ストックホルムからオスロ経由でやって来た、ノルウェー西部に位置する港町ベルゲン。オスロからの飛行機で、隣に座っていたベルゲン市民の人の話によると、ベルゲンはいつも雨とのこと。でも、フィヨルドは本当に圧巻、楽しい滞在になるだろう、と言ってくれた。その言葉通り、空港に降り立つと、雨・・・。これまでの晴天続きが嘘のようだった。それもそのはず、ベルゲンはメキシコ湾流の影響を受けた湿った空気が山にぶつかる為、1年の3分の2は雨が降る町なのだ。タクシーの運転手曰く、傘は手放せないとのこと。年中そんな暗い天気だなんて・・・。

フィヨルド地方特有の地形で、海岸線と山が側まで迫っているので、山肌に可愛らしい家々が密集していて、まるでおとぎ話の世界にでも来たかのようだった。


2004年7月25日(日) フィヨルド・ツアー

フィヨルドとは、氷河による侵食で造られた峡湾のこと。ゆえに、電車の窓から、船の上から、壮大な景観が見渡せる。今回僕達が行ったのは、4大フィヨルドのひとつ“ソグネフィヨルド”だ。世界一長く深いフィヨルドで、一番深い所では水深1308メートルにも及ぶのだとか。

朝、8時半にベルゲン駅を出発。ミュルダール駅からで、世界中の鉄道マニアの憧れ“フロム鉄道”を行く。途中、ハイライトの滝を見る為、数分間停車してくれる。それにしても、電車の中から見る景色は圧巻。フロム駅に着いたら、そこからフェリーでフィヨルド見学だ。自然が造り出した景観に何とも言えない気持ちになる。世界中からやってきた観光客と共に、感動を味わう。グドヴァンゲンに着くと、そこからはバスでヴォスに行き、また列車に乗り換え、ベルゲンに帰ってきたのが夜8時半。正に1日がかりの観光だった。雨ばかりのこの地域だがこの日は、ほんの少し小雨に降られたくらいで、天候には恵まれたと言えよう!

これまたタクシーの運転手が話好きで、ベルゲン駅からホテルまでのほんの5分足らずの間に喋り捲り、ホテルに着いても話が止まず、僕は車に乗ったまま話を聞き続けた。やっぱり僕、聞き上手?!

 
落差93mのヒョース滝。電車が停車した途端、いきなり小屋から赤い服を着た女性が現れ、音楽に合わせて踊り出す・・・。恐くないのか?!
 
 

 
鉄道マニアの憧れらしい、フロム鉄道 世界の車窓から
 
〜フェリーに乗り換え、いよいよ本格的にフィヨルド観光に突入〜
 


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